寄付してきました!プロジェクトに参加したみなさんの想いとおカネをすべて、あしなが育英会に届けてきました。

TJWK

いやー!
とりあえず、ひと区切りつきました。TJWK。
ニットで被災地を支援するプロジェクトね。

TJWK関西(Think Of JAPAN While Knitting 関西)
東日本大震災の震災遺児をニットで支援しています。全国から集まったモチーフをつないでブランケット等の作品にして販売。売上の全額をあしなが育英会に寄付!

3月31日に、2011年度の決算をして、最初の年度を終え、ひとつの区切りをつけました。
昨年の4月下旬にプロジェクトを立ち上げて、そっから走りに走って、やっと、この日を迎えたのでした。

HPをオープンさせ、
みんなで集まってモチーフを編むイベント、モチーフサーキットを各所で合計8回開催して、
展示を6ヶ所で行ない、
販売のイベントを8ヶ所で開催し…、
目立ったところだけを抜き出してもそれだけのイベントをこなしてきて、よくもまあ、がんばったな、と、我ながら思います。

プロジェクトの胆や素敵なところはこれまで散々書いてきたし、今、抜け殻みたいになっているので、あらためてなにかを書く気分ではありません。

だから、ひとつ、書くとしたら、
このプロジェクトは、当事者意識を持って参加してくれた人が数多くいて、その人たちが、それぞれの立場から、できることをせいいっぱいやったことが、今回の結果に繋がった、と、僕は断言できます。
僕もがんばった。僕だけじゃなくて、僕以上に、たくさんの人が、溢れんばかりの情熱と意思を傾けてくれた。それに尽きると、僕は思っています。

3/31に、決算を行ないました。
全国500人以上の人が編んでくれはったモチーフは、30,000枚を超えています。
できあがった作品は、
ブランケット(大) 36点
ブランケット(小) 35点
ショール 104点
小物(バッグ、クッションカバー等) 73点
です。

そのうち、お買い上げいただいたのは、
ブランケット(大) 19点
ブランケット(小) 13点
ショール 70点
小物(バッグ、クッションカバー等) 67点
です。

そして、販売総額は、決算した結果、

2,182,115円となりました。

もう、プロジェクトを立ち上げた当初のことを考えると、望外の金額です。
その全額を、今日、芦屋にある「あしなが育英会」の拠点、レインボーハウスに、寄付してきました。

金額も金額なので、小切手にして持っていったけれども、べつに振り込んでもよかったのですね。
でも、やっぱり、被災地のことも教えていただきたいし、なによりも、つながりを大切にしてきたプロジェクトなので、ちゃんと顔をつきあわせて、つながりたいな!という思いもあって、直接訪問しました。

丁寧に応対していただいて、被災地での活動の現状や、レインボーハウスのことなどを、詳しく教えていただきました。

東日本大震災では、震災によって父母のどちらかを亡くした震災遺児は、現在までに、2050人いるそうです。
その遺児たちに、あしなが育英会は、緊急の一時金として、一人当たり200万円を渡しています。
遺児の数は日が経つごとに増えているのだけれども、増えている理由は、震災遺児となっても、申し出て来ない人がいることが主な原因なのだそうです。
自分よりもしんどい境遇の人がいる、そう考えて、一時金の受け取りを申し出て来ない人が、たーくさんいる、と。これが今回の傾向なのだそうです。東北人気質ですね。
そうした人を掘り起こして、あしなが育英会では、渡すべき人にちゃんと行き渡るよう、一時金を渡しているそうです。
そうしたお話を聞き、心のケアハウスであるレインボーハウスの東北での建設計画の詳細を説明していただき、神戸のレインボーハウスの機能や施設を詳しく案内していただきました。

僕らのプロジェクトのことも知ってもらえたことも、僕としてはよかったと思っています。
これはなにも功名心からのことではなくて、関西では東北のためにこれだけの人が協力しているから、どうか未来を悲観しないでほしい!と、そういうことを伝えたかったからです。
そして、たしかに、プロジェクトに参加された500人以上の方々の想いもおカネも、たしかに届けた!と、伝えたかったからです。

約1時間、お話を交わしたけれども、いい時間でした。

正式な決算報告は、もう少し待ってください。
今後、会計監査を経て、決算報告書、あしなが育英会から領収証、会計監査報告書を、HPにアップします。

取り急ぎ。

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