ほんじつ休ませて戴きます

ほんじつ休ませて戴きます

ほんじつ休ませて戴きます

ほんじつ休ませて戴きます

中崎町の名物古書店・青空書房とその店主の坂本健一さん。
昨年末で長きにわたって営業されてきた商店街のお店を閉め、このたび、すぐ近くの浪花町に移転されました。
青空書房と坂本さんについては書くことがヤマほどありますが、ひとつ、取り上げるなら、あの、お店がお休みのときにシャッターにはられる、坂本さんの手づくりポスター「ほんじつ休業させて戴きます」やと思います。
齢90余年の年輪から醸造された滋味溢れる言葉の数々、文学への愛情、亡くなられた奥さんの和美さんへの想い、わがまち大阪への深い愛…、折々のテーマとともに添えられた数々が絵。
画家志望だった坂本さんの絵を見ていると、どこか心の懐かしい場所を撫でられるような気分になります。
そんな坂本さんの「ほんじつ休業させて戴きます」のポスターを飾った個展が、芝田町画廊で開催されています。
題して、「ありがとう67年 青空書房ひとつの終展(しゅうてん)」。
数々のポスターだけでなく、坂本さんが描かれた絵や文字もあります。これがまたよくて、大好きな仏像や、むかしの天満の風景がそこには描かれています。ちょっとたまりません。
さらにですね、なーんと、ここでは、坂本さんのポスターの原画が売られております。
原画ですよ、原画!
んなもん、売ってしまったら、散逸してどーしようもなくなるではないですかっ!
それも、1枚1000円、3枚2000円。もしくは、ここで売られている古本を1500円分買うと、1枚もらえる、と。
この、描かれたかこの作品への執着のなさは、もう、尊敬を通り越して、唖然とするばかりです。

芝田町画廊

大阪市北区芝田2-9-19 イノイ第2ビル1F
tel. 06-6372-0007
http://gallery-shibatacho.jimdo.com/

1月30日(木)〜2月4日(火)
10:00〜18:00
最終日は15:00まで

ご興味のある方は、ぜひぜひ〜。
原画は、早い者勝ちですから!

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