TJWK2013年度の売り上げ全額をあしなが育英会に寄付しました

TJWK

震災で傷ついた東北をニットで繋いで支援する「Think Of JAPAN While knitting関西」。
http://atricot.jp/tjwk/
2013年度(2013.4.1〜2014.3.31)も、無事に決算を終え、あしなが育英会に売上の全額を寄付することができました。
阪神大震災のときに建設された、神戸レインボーハウスの伊藤所長にお会いし、寄付金学を直接手渡しし、震災遺児支援の現状をお聞きするのは、この時期の恒例行事となりました。
寄付した金額は、1,581,373円です。
内訳等の詳しい決算のご報告は、これから会計監査を受けたうえで公開させていただきますので、しばしお待ちください。
TJWK関西では、あしなが育英会を通じて、震災遺児の支援、具体的には震災遺児の心のケアを行なう拠点となる「東北レインボーハウス」の建設と維持管理のために役立てていただく目的に特化して、寄付を行なっています。
あしなが育英会では、震災直後より、各避難所や学校をしらみつぶしにまわりながら、震災遺児を見つけ出し、行政的な手続きを極力簡略化し、スピード重視で、特別一時金を支給してきました。
その金額は、2,080人×282万円+住宅補助30〜50万円×168人にのぼります。
さらに、TJWK関西から寄付するお金の使用先である「東北レインボーハウス」には、2013年10月31日現在で、約45億円が集まっているとのことです。この3末には、49億円に届いているのではないかとの見通しなのだそう。
このお金を使い、
仙台レインボーハウス、石巻レインボーハウス、陸前高田レインボーハウスがそれぞれ建設され、仙台、石巻はすでに3月に竣工し、6月稼働予定。陸前高田は、6月竣工予定というところまで漕ぎ着けたとのことです。
東北では建設資材等の高騰が問題となったけれども、無事に、ここまで漕ぎ着けられたとのことです。
それら建設にかかった費用と、今後の維持活動費(見積もり)、さらに原発問題があるせいで立ち後れている福島でのレインボーハウス建設費用等を見積もると、41.5億円でまかなえるとのことです。
詳細は、あしなが育英会のHPをご覧ください。
そうした状況を踏まえ、TJWK関西が寄付使用目的として指定してきた「あしなが東北レインボーハウス建設募金」は、2013年度3月末を持って終了し、4月1日以降は、新たに「あしなが東日本大震災遺児支援募金」というものに切り替わりました。
こちらの基金では、返還不要の特別一時金の再増額、心のケア活動、教育支援など、レインボーハウス建設費用を除く、東日本大震災遺児支援全般に使っていくとのことです。
TJWK関西でも、今回より、そちらの募金に寄付を行ないました。
今後は、現在も不足している遺児の心のケアプログラムを実践していくファシリテーターの要請にも力を入れていくとのことです。
ちなみに、あしなが育英会への寄付は、寄付した金額の「全額」が、目的のために使われます。
経費等の中抜きが一切ない、全額がその目的のためにストレートに使われるものです。
TJWK関西の作品の売上も「全額」を寄付していますが、この、全額寄付というのは、しんどいことではあるけれども、とてもシンプルでわかりやすいし、これからも、あしなが育英会同様、続けていきたいと思っています。
みなさんの思いもお金もすべて届ける、そういうプロジェクトです。
また、TJWK関西にとっては、東北というエリアは、物理的にも精神的にも遠い場所にあることもあって、東北の現状を実地につぶさに見ることも、東北の被災地の方達と交流することもなく、これまでやって来ました。
自宅に居ながらにして、日常のなかに溶け込ませる支援を目指してきたので、そういう活動になりますが、それでも、いち時的にでもいいから東北とリアルな関わりを持ちたいという欲求がないわけではありません。
どうすればいいのか、ニーズのマッチングをしてくれるようなルートや、低コストで実際に東北に赴く方法なども、あしなが育英会の方と相談してきました。
2014年度は、そういうこともできたらいいなと思っています。

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