避難所運営の訓練のためのカードゲーム「HUG」

HUG

HUG

北区社会福祉アクションプランでHAG実施。
僕たちは主に防犯について勉強しているわけですが、HAGというのは、避難所運営の訓練のためのカードゲームです。
まず、避難所となる場所の図面を用意します。
僕たちは、大淀小学校を避難所に想定し、図面を用意し、避難所運営のスタッフとなります。
専用のカードが積み上げられていて、一枚ずつ、そのカードをめくって、スタッフのうちのひとりが、それを読み上げます。
カードは、避難所に避難してきた人です。避難者の情報が書かれています。
たとえば、
大淀太郎さん
男 65歳 自宅半壊
妻(64歳)を連れている。妻は認知症で徘徊癖がある。自身も、右腕を火傷している。
こんなふうに、避難所に逃げてきた人の情報がカードに書かれていて、ひとりのスタッフがその情報を読み上げると、残りのスタッフ全員で、その避難者をどこへ誘導するか、どういう対応をするかを考えます。
そんなカードが、50〜60枚。
次々とやって来る想定外の避難者を、どんなふうに迎えていくのか、どうやって避難所を運営していくのかをスキルを、このゲームを通じて学びます。考えます。
設定は、
平日朝10時にマグニチュード8の地震が発生、現在は、13時。
冬で寒く、雨が降っている。風も強い。学校には生徒の大半が残っている。
水道、ガス、電気のライフラインは不通。電話はときどき繋がる。メールは遅れて受診する。下水も不通。したがってトイレは使えない。
備蓄倉庫には100人×3日分の食糧がある…。
そういう状況のなかで、なにが正解かを探っていくわけです。
正解はないです。現実と同じ。考え続けます。
何度かやっていると、見えてくることがあります。
一番大きな避難所である体育館は、田の字にエリア分けし、周囲は通路として確保する。入口付近に掲示板を設ける。
病人やけが人、妊婦さんは、教室に避難してもらう。
認知症の方は? 幼児は? 怒っている人は?
マスコミが突然来たときの対応は?
カードにはいろんなケースが書かれていて、めくるたび、対応を迫られます。
今回は、既成のカードではなく、自分の地域の実情に合ったカードを自分たちでつくって、臨みました。
有事の際は、事前にどれほどきめ細かなルールを設定しておいても、絶対にその通りにはいきません。むしろ、パニックに強くなるような、パニックマネジメントの技術を磨いたほうがいい、という考えから、こんなことをやっています。
これ、おもしろいし、勉強にもなります。
これまでに3回やったけど、これからも、折を見てやっていきたいなと思っています。

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