「この世界の片隅に」

「この世界の片隅に」を見てきました。
テアトル梅田は小さな映画館なので、連日満席で、今のところ、平日に行かないとキビシイです。
クラウドファウンディングを使って小さなところからはじまったこの映画は、もう、ミニシアター系では収容できないところまで来てるかもですね。噂されているように、早晩、ロードショー系の映画館に移行するかもしれません。

戦時中の広島と呉に生きたひとりの女性とその家族のささやかで幸せな暮らしが戦火に飲み込まれていくさまが描かれています。

その淡々としたテンポも好ましいのだけど、それ以上に、広島や呉のまちがそっくりそのまま精緻に再現されているのが、素晴らしすぎます。どれだけの資料に当たったのか。
当時の生活の細かいところも、じつに詳細かつ精緻に再現されているとのことです。民俗学の粋が結晶したような作品。
B29が落とした焼夷弾がどのようなものだったのか、地上にいる人たちの目には、それはどのように映ったのか。そういう地べたからの視線が、なによりも、戦争のうっとーしさを雄弁に物語っています。

そんで、のん(能年玲奈)の上手いこと! 彼女のすごさったら、ないですね。

いいもんを見ました。

スポンサーリンク
レクタングル(大)
スポンサーリンク
レクタングル(大)