「ボヘミアン・ラプソディ」

本当は平日の空いているときに行きたかったけれども、週末しか時間がとれなくて、それなりに混んでたぞ、映画「ボヘミアン・ラプソディ」。@大阪ステーションシネマ

ライブエイドはリアルタイムでテレビで見ていて、ブルーススプリングスティーンとシンディローパーが最後全部持っていったとか、スティービーワンダーがやたらLOVEだったとかフィルコリンズがコンコルドをチャーターしてイギリスとアメリカの両方の会場をハシゴしてステージをこなしたとか、呼びかけ人のブームタウンラッツのボブゲルドフって誰よ?と思ったとか、いろんなことを覚えてるけど、クイーンの印象ってないのよね。あ、日本放送だけ佐野元春とかのPVが間に挟まれてて、参加したことになってたね。

あんとき僕は19歳で、UKだUSAだのロックはもちろんひと通り聞いていたけど、もうレゲエとかブラックミュージックとか、そっちに行ってたし、ブルービートの魅力にとりつかれていた少年にとっては、オンビートのクイーンとか、リズムが無理で、そんなにまじめに聞いてませんでした、はい。コーラスとか大仰だし、あんときはもう終わってたじゃん。

振り返りでよく聴いたのは、フレディマーキュリーがエイズで亡くなったときかなー。レディオガガとかボヘミアンラプソディとか、なんか、王道!ってのを聴いていた。クイーン的なものを受け入れる懐の深さができたのは、だから90年代になってからってことになるから、大人になってからやね。大人になるって、そういうこと?(笑)

映画は、フレディよりもロジャーダルトリーが笑うしかないくらいにそっくりさんで、そこ、個人的に大受け。
曲もボリューム大きめで流れててよかったし(東京で爆音上映やってるって?いいなー)、なによりも愛欲やらパーティやら契約金やら家族やら裏切りやら、モンキービジネスのくだらなさが大まじめに描かれてて、そこが一番心に刺さったような気がするし、それもまた、大人になったってこと?(笑) ちょっと泣きそうになったぞ☆

ワシらの年代の人は、ちょっとでもクイーンが心に引っかかったことのある人なら、観るべきだ。chakoさんが言うように。

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