八瀬の蓮華寺と宇治の平等院鳳凰堂

蓮華寺は今年も評判はいいらしいけれど、むかしの八瀬を知ってる人間からすると、今の蓮華寺の紅葉は目も当てられない。赤も黄も落ち紅葉も、言いたくはないけれども、むかしと比べたら寂しいかぎりで、こんなもんではない。そんなことをお寺さんの人と話していると、やっぱ、朝晩の冷え込みが足りないらしい。今年は暖冬だけれども、もう何年も、朝の痺れるような寒さがないので、むかしのような鮮やかな赤に染まらないのだとか。温暖化の影響ですかね。さらに、むかしは庭に出て自由に写真を撮ることができたけれども、今は、庭に出てもいいけど、庭で写真を撮るのはNGらしい。きっとマナーの悪い人がいて、カメラを構えたまま苔を踏んだりする人がたくさんいて、お寺さんも痺れを切らせたんだと思う。むかしはよかったけれども今は撮影を禁止している、という寺はびっくりするくらい増えた。世知辛いな。


一方で、平等院鳳凰堂は、春と秋の週末にライトアップをして、夜間拝観ができるようになった。昼間の拝観券があれば、当日にかぎり、夜に再入場できるので、拝観料が1回分で済む。総じて拝観料が値上がり傾向にあるなかにあって、とても良心的だなと思う。さらに、正面の扉が開いて、阿弥陀如来さんにライトが当てられ、神々しく輝いているのが、とてもいい。もともとはこの阿弥陀如来さんに朝日があたるように設計されているのだから、こうして扉が開いて阿弥陀如来さんに光が当てられるのは、建物本来の理にかなっている。

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