オストロゴルスキー・パラドックス

民意民意って、うるさい市長さんだな。
オストロゴルスキー・パラドックスを知らんのか?

たとえば、立候補者A氏とB氏、それぞれの政治的なスタンスが次のとおりだったとします。
○が推進、●が反対ね。
A氏は3つも推進派、B氏は3つとも反対派。

オストロゴルスキー・パラドックス

で、これらの公約を参考に有権者は投票するわけだが…、
2個以上が同意見の人に投票するとして、

こういう組み合わせが考えられるわけです。

オストロゴルスキー・パラドックス

上記を見るとですな、A氏が当選するんだが、にもかかわらず、当選したA氏の公約を個別に見ると、じつはすべての公約で反対している人が過半数を占めているという結果に…。

なんちゅーパラドックスかと思うわけですが、これが、オストロゴルスキー・パラドックスというやつです。
これ、どんな規模で選挙しても、ある一定の確率で起こりえる現象なのですよ。

だから、投票ルールをはじめとする集合的意思決定ルールに、完璧はないということです。

だから、新市長が選挙に勝ったからといって、民意!民意!と叫んで、なんでもかんでも押し通すのは、傲慢というものですわ。
もちろん、当選した人の公約なんだから実現に向けて邁進してもらうべきなんだけれども、でも、民意!民意!なんて叫んで、公約が有権者全員の賛成で担保されているような物言いは、あまりにも無邪気すぎですわ。
もちょっと、謙虚にやってほしいものですな。

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