西国巡礼第24番札所：中山寺

べつに安産祈願に用はないのだけれども、それでも訪れた理由は、ここが西国巡礼三十三ヶ所の第二十四番札所になっているから。
寺伝では、聖徳太子が建立したとされる、日本最初の観音霊場となってますな。
初めて訪れたのだけれども、なかなか立派な伽藍を持つお寺さんです。階段じゃなくて、エスカレータとかあるし、よう儲けてはるんやな、と。
これはつまり、お寺本来の役目が失われて観光スポットとして存在しているお寺さんではなく、今なお、現役のお寺さんとして成立している、ということです。そういうお寺さんは、どことなく生臭さがあるけれども、この中山寺も、モロにそういうお寺さんですね。拝観料なんてとらなくても、お布施や寄進、ご利益伝授でいくらでもおカネが入ってくる、というお寺さん。西国巡礼のお寺さんには、そういうお寺さんがたくさんあります。
さて、ご本尊は、三国伝来の尊像である十一面観世音菩薩さんで、さらに左右の脇侍も十一面観世音菩薩さんなので、本尊と脇侍を併せて三十三面となり、そのご尊顔を拝するだけで、西国三十三ヶ所を巡礼したのとおんなじ功徳が得られるのだとか。
ただし、この仏さんは秘仏であり、毎月18日にご開帳されるらしい。。。
そうと知らずに、それ以外の日に行ってしまったのだけれども、気づいたときには後の祭り。 したがって、僕の西国巡礼は、まだまだ続きます（笑）