アフロな五劫思惟阿弥陀さん

アフロヘアーが度肝を抜く五劫思惟阿弥陀さん。
数年前に奈良の東大寺の裏にある五劫院でそのご尊顔、もとい、その御髪を拝したことはあったけれども、京都は黒谷の金戒光明寺を訪れた際、不意打ちに対面しましたです。
あぁ、この愛しのアフロヘアー！
長～いあいだ、人々を救わんとひたすら思惟をこらして修行し、気がついたらこんなに髪が伸びちゃいました！って仏像さんです。
「五劫」ってのは、時の長さで、
一劫が、｢四十里立方（約160㎞）の大岩に、天女が３年に一度舞い降りて羽衣で撫で、その岩がついに無くなるまでの時間｣。
五劫はその５倍ですわ。
気の遠くなるような時間だけど、釈迦の入滅後56億7000万年後に弥勒菩薩が現れて人々を救うとされている弥勒信仰と、どっかでリンクしてると思うのですね、この時間のとてつもない長さは。
奈良の五劫院で拝んで以来ですが、まあ、珍しい仏像です。
せっかくなので、御朱印をいただく際に、五劫思惟阿弥陀さんを墨書してもらいました。朱印はもちろん、五劫思惟阿弥陀さん。

Flickrに画像あります。