さよなら、ウメチャリ

ウメチャリが6月23日(水)をもって閉鎖されることになりました。
この1年半、コロナ禍で緊急事態宣言やらまん延防止やらが次々と発令され、北野や堂山町をとりまく経済環境は大打撃を受けています。
店が開かないのだから、駐輪場を利用する人が激減するのはあたりまえです。そうなると、赤字です。
それでも地代は発生します。
町会運営とはいえ、開業届も出し納税してきたのにも関わらず、昨年の持続化給付金は申請段階で跳ねられました。以降、商店会や町会が中心となって赤字分を補填してきましたが、回復が見込めず、閉鎖という結論になったとのことです。
公金を入れて存続させる道があったようにも聞きましたが、最終的には、そうはしなかったとのこと。とても、残念です。ここでは書かないけれども、地道にすり足で迷惑駐輪に取り組んできた身としては、耳に入ってくる閉鎖決定までの意思決定のプロセスは、心が折れそうになるようなものでした。
ものごとを続けていくって、どんだけの情熱と意思と知恵と粘り強さと徳が必要なのかと、ほんと思う。
迷惑駐輪の撲滅と啓発に取り組むだけでなく、町会で駐輪場を運営するという試みは、おそらく全国でも稀少なものだったと思います。
平成25年3月にはじまったそんな冒険もひとつの終わりを迎えることになりましたが、迷惑駐輪問題は依然として残ります。というよりも、コロナ禍が収まったとき、迷惑駐輪問題がより悪化したものにならないよう、心してかからなければならない、ということです。
落書きされた壁面をみんなでよってたかってアート化した今の壁面。アート化して以降、一度も落書きされなかったことから、落書きに対抗するひとつの有効な策だとわかりました。
名残の風景です。
ウメチャリは、
6月23日(水)に閉鎖されます。
6月24日(木)に残存自転車も撤去されます。お気をつけて。

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