ウメチャリが存続の危機

コロナ禍で売り上げが激減して、ウメチャリが存続の危機に立たされています。
まちの迷惑駐輪問題を解決するために、迷惑駐輪の啓発をおこなう一方で、地域では駐輪場の整備を進めてきました。
その一環で、堂山町では、北野連合振興町会の運営による「ウメチャリ」が誕生したのが2013年のことです。
一度に最大150台を収容でき、月間で4500台の駐輪スペースを確保している駐輪場です。開業後ずっと7割〜8割の稼働率を誇り、この場所には確実に駐輪のニーズがあります。(迷惑駐輪がまだまだたくさんあること自体が、ニーズがあることの証明にもなっています)
堂山町の歓楽街に遊びに来る人もさることながら、利用者の多くはこの地域の飲食店で働く人たちです。
ところが今年のコロナ禍で、堂山町や阪急東通商店街では休業中の飲食店も多く、また、夜に飲食に出歩く人も少なく、ウメチャリの利用が激減しています。
ウメチャリは町会で運営しているものなので、内部留保できるほどの利益をあげる性質の事業ではなく、地代を払える程度の料金設定にしてあります。
そのせいもあって、今回のようなコロナ禍等で売り上げが激減すると、たちまち立ち行かなくなります。なので、存続の危機なのです。
ここでウメチャリが閉鎖してしまうと、コロナ禍が去り、まちに活気が戻ってきたときに、ここで働く人たちの通勤の自転車を止める場所がなく、迷惑駐輪が今以上に増えるという負のスパイラルが待っています。
そんなことにならないためにも、今回、ウメチャリはギリギリの値下げをおこないました。
新しい料金体系は以下のとおり。すでに適用されています。
12時間まで100円
15時間まで150円
24時間まで200円
以降24時間毎に200円追加
周辺の駐輪場よりもさらに使いやすい料金体系になったかと思います。
2014年、ウメチャリの壁面に派手に落書きされたことがありました。
あのとき、みんなで壁面にアートを描いたのでした。
みんなが参加して、そのときからウメチャリはみんなのウメチャリになったような気がします。自分事になったのでした。
僕は、盟友のロックバンド、ソウルフラワーユニオンに許可をもらって、彼らの歌のフレーズを、壁面アートにしのばせました。
GET THE KNOWLEDGE,
FREE YOUR MIND.
RIDE THE BICYCLE.
知識を得て、心を開き、自転車に乗れ。
知ろう!そして行動しよう!
最後にもう一度。
既に適用されている新しい料金体系です。
12時間まで100円
15時間まで150円
24時間まで200円
以降24時間毎に200円追加
どうぞ、利活用してください

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