野崎公園のイチョウ

野崎公園。
イチョウがいよいよ散りはじめて公園の一角を黄色く染めるようになってきた。例年より1週間ほど遅れているだろうか。
人がつくった垣根などお構いなしに、イチョウは、公園も道も黄色く染めていく。
1日おきにこのあたりを走っているが、毎日位相が変化するので、走っていて飽きない。
垣根すら超えてくるのだから、植物というのはなんとも流動的だ。色、かたちだけではない。
若いころは、絶対的なものへの憧れがあった。
絶対的な正義や変わらない思いや永遠や一瞬といったものへの憧れがあった。ロックやパンクは、そうしたものへ憧れそのものだったはずだ。
一方で、流動的なものに惹かれる気分も、たしかにあった。
越境や国抜けやHOBOといったものに心惹かれる自分が、たしかにいた。
なんだか矛盾するふたつを抱えているような気がしないでもないけれども、それは今でもあるような気がする。絶対的なものへの憧れは薄れてはいるけれども。

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