浪花百景の『堀川備前陣屋』

浪花百景の『堀川備前陣屋』。
天保年間の扇町公園の南側、天満堀川が北東へカーブを切るあたり。
令和の現在だと、関テレ前へ出るアンダーパスのあるあたり。
天保年間の頃は、天満堀川に沿って備前岡山藩の蔵屋敷が建っていて、錦絵画面の右奥には蔵屋敷に船を直接入れるための舟入の水門と、それをまたぐように設けられた舟入橋が見える。もしかして、今の扇橋とちゃうやろか。
堀の端には桜が植えられており、今と違って美しい景観が形成されとります。奥に見える物見櫓は鶴満寺やろか?
明治の廃藩以降、備前岡山藩の蔵屋敷跡が堀川監獄になり、明治28年に天満停車場が開業し、明治30年に大阪市が市域を拡大し、この界隈は急速に市街化したので、堀川監獄は堺へ移転した。
跡地に大阪プールが設置され、日米国際水泳選手権とか力道山対ルー・テーズのプロレスとかマイルス・デイビスのコンサートとかが華々しく開催され、その後、大阪プールは弁天町の八幡山公園へ移転し、跡地が現在の扇町公園になった。
浪花百景をぱらぱらと見ていたら、事務所から徒歩1分の風景が出てきました。
googleマップのカメラアイコンの位置から描いてますね。
その内容を腑分けしてみると、だいたい、こんなかんじです。

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