莫大小会館が7月末で閉館

福島にある莫大小会館が7月31日で閉館とのこと。まだ明言はされていないけれども、ネット上での情報では老朽化と耐震性の問題から、取り壊し予定だとか。その後、隣の駐車場と併せて、タワマンができるとの情報がネットには出てます。嘘かホンマかは知らん。

むっちゃ建築好きってわけでもないし、莫大小会館の存在を知ったのも今年に入ってからで、閉館目前にこの建物を知ったのも何かの縁だと思い、見てきました。
そもそも、メリヤスを「莫大小」と書くというのも知らんかったし。
ちなみに、「メリヤス」はスペイン語のカタカナ置き換え変容。

1929年(昭和4年)竣工
1937年(昭和12年)2期工事で2階と3階を増設
後年、4階を増設。(いつのことなのかよくわからん。。)
ライオン橋(難波橋)を設計された宗兵蔵さんの設計ですと。
ということは、灘中学校の校舎や生駒時計店さんとおなじということか。

アーチ窓を多用した鉄筋コンクリート造り4階建て、地下1階。
莫大小製品輸出組合の事務所として使われてきたものの、現在はリノベして、デザイン事務所、カフェ、ギャラリーなどが入るテナントビルとして活用されており、4階バルコニーには眺望が素敵な喫煙場所がありました。

横から見ると、4階を増設したのがよう分かります。しかも、切妻!
中はちょっと迷路っぽくて楽しい。縦長の大きな窓、階段の造作、古色を帯びた建具、独特のひんやり感など。絶妙な陰影のバランスがあって、雰囲気がええですね。
入り口の上に掲げられているプレートの「莫大小會館」のフォントがええね。

3Fで『スタイリストさんno蚤の市つづき』開催されているので、それ目的で行くと、ビル内散策しやすいかと。
7月3日までやってます。
雑貨、食器、服、カバンなどなど。
スタイリストさんが撮影で使った小物など激安で大放出してはります。

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