ルクアイーレの蔦屋書店

蔦屋書店

ルクアイーレの蔦屋書店に行ってきた。
もうこの界隈は、大型書店だらけで、本屋さんユーザーの僕には嬉しいかぎりだけれども、この異常なオーバーストア状態は、共倒れにならんのか?
そもそも、向かいのルクアには、「三省堂書店」。
グランフロントには「紀伊之國屋書店」。
阪急梅田駅には「紀伊之國屋書店」。
茶屋町のチャスカには「MARUZEN&ジュンク堂」。
梅田ヒルトンプラザには「ジュンク堂」。
堂島アバンザには「ジュンク堂」。
個人的には「旭屋書店」と新阪急ビルの「ブックファースト」が閉店なったのが痛すぎるのだけれども、今、梅田には一体、何万冊の本が集まってるんでしょうか?(笑)
今回の「蔦屋書店」は、行ってみると、これまでの大型書店とはちょっと趣が違いますね。
まず、ソファの数が尋常じゃないし、サードプレイスにカフェが入ってます。
本を買うというより、本のテーマパークで遊んでる感じ。
たぶん、空間を売ってるんじゃないかな。
どこに何の本があるのか、大雑把なジャンル分けがある程度で、お目当の本を見つけに行くのなら、ちょっとしんどいかもしれない。そのかわり、なにかおもしろい本ないかなー、って感じで行くと、新しい発見があるかもしれない本屋さんです。amazonのリコメンド的な並びになってるし。
ビレバン的な書庫です。
ただねー、僕みたいな筋金入りの本読みが行くと、やっぱ、モノ足りない。
棚はね、楽しいんですよ。
でもね、たとえば、
日本文学の中上健次の本が並んでいるところに行くと、それなりに著作が並んでいるのだけれども、絶版というわけではないけれどもあまり本屋さんでは置いていない河出文庫の文庫全集は一冊も置いてない。池澤夏樹が編集した日本文学全集のリミックス版くらい置いておけばいいのにと思うのだけれども、それもない。
要するに、置いてある本は、大型の書店に行けば、比較的容易に手に入る本ばかりで、絶版ではないけれども、仕入れがしんどい本、仕入れ担当が頑張れば手に入る本は、並んでないです。
各コーナーで、そういうモノ足りなさが散見されて、見せ方はおもしろいけど、仕入れのプロはいないのかな、ってかんじ。
最近、本屋さんもセレクトショップが増えてきたけど、そのほとんどは、容易に手に入る本の中から、ジャンルを再編集して見せているところばかりで、この本を仕入れましたか!って感動は、ほとんどないです。
写真は、世界文学の棚。
リールが置かれていたのは、ちょっと、おおっ!っとなった☆

蔦屋書店

大阪市北区梅田3-1-3
http://www.lucua.jp/lucua1100/shopguide/index.cgi?c=shop&pk=472

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