2017年度の決算をおこない、売上の全額を寄付しました。

Think Of JAPAN While Knitting 関西では、2018年3月末日で7度目の決算をおこない、2017年度の売上総額875,900円をあしなが育英会に寄付いたしました。
代表である私が出産と育児のため、今年度は丸1年お休みさせていただきました。お休みの間は、これまで運営に関わってくれているメインメンバーに託して、なんとか続けてもらえることになりました。続けること自体が大変なことは、TJWK関西を始動してからずっと痛感していることなので、今までやってきたイベントのうちのいくつかが開催できたら、そして不足していた在庫が増えたらいいかな、くらいに思っていました。ですがフタを開けてびっくり。天神祭での展示販売、大阪市北区大淀での親子ワークショップ、Beans Cafe & Gallery 片岡さんでの展示販売、滋賀県日野町でのワークショップと展示販売…と初めてのイベントが4つも。前年に負けず劣らず充実した1年となり、売上はなんと前年度を大幅に上回りました。
当初は引き継ぎが上手くいかず、私の作業を誰がやるのかの認識がメンバー間で違ったため、みんながとまどいました。特に初めてイベントをする場所は、ご協力してくださる方との綿密な打ち合わせや設営など、精神的にも物理的にもパワーを必要とするので、こんな状態ならやめたほうが…と思うこともありましたが、じっくり話し合いを重ね、無事に乗り切ることができました。心からTJWK関西のことを考えてくださっている方々に恵まれたのも大きいですが、代表が欠けた状態でイベントの成功に向けて奔走してくれたメンバーの努力が実を結んだのだと思います。イベントを通じて、制作に携わっているメンバーも、新しい作品の企画や品質の管理など意識を持ってこなしてくれて、私の目に触れていない作品がたくさん売れていきました。1年でも早かったら考えられないことだったかもしれません。それぐらい制作陣も心強い存在となりました。また、これまで私ひとりでやっていた販売管理などの事務作業のシステムをよりスムーズに作業できるよう改良してもらい、かつ、他の人にもわかるように手直しをしてもらったのも本当にありがたかったです。休ませてもらったことで、新たな発見やこれからの課題が見えました。
長く続けていくなかで、私を含めTJWK関西のメンバーにも環境の変化があり、活動を続けることが難しくなった人もいます。片や新しくメンバーになって手伝ってくれたりと、人が入れ替わることも珍しくなくなりました。今年度は私がお休みしたせいでメンバーには大きな負担をかけてしまいましたが、また来年度は気持ち新たに、これまで関わってくださった方やこれから新しく関わってくださる方にも続けたいなと思ってもらえる活動を展開したいです。
いつもは慌ただしく過ぎる3.11も、今年は10ヶ月になる娘とゆっくりした時間のなかで過ごしました。
私たちの変化ばかりお話してしまいましたが、7年という歳月は震災で親を亡くした子どもたちにどのような変化があったのでしょう? いま危なっかしげに手と足を動かして前に進もうとしている娘を見ると、あたりまえだけど大人と子どもでは成長するスピードも全然違うし、時間の流れかたも違う。気持ちを完全に理解することは難しいけど、どうか一人でも多くの子どもたちが自分の足で立って幸せに生きていけますように。私自身、そこだけはブレないように手と身体を動かして、想いを伝える作業を続けたい。そんなことを考えていました。
最後になりましたが、2ヵ月にわたる展示販売をしてくださったBeans Cafe & Gallery 片岡さま、初めてのイベント開催に尽力してくださった大淀東地域社会福祉協議会と大淀東連合振興町会のみなさま、滋賀県日野町の有志のみなさま、大阪宅建協会北支部さま、今年もイベントにお声をかけてくださった大阪市北区地域福祉アクションプランさま、中崎町キャンドルナイト実行委員会さま、前年度に引き続き販売とTJWK関西の宣伝に尽力してくださったtimeblue青野さま、出展者のみなさま、常設で販売してくださっているorioriさま、ハンドメイド・ラピスさま、エイリュルさま、展示に協力いただきましたりそな銀行南森町支店さま、キット販売にご尽力いただいている愛媛道後カトリック教会の有志のみなさま、糸の寄付をいただいたモンドフィル株式会社さま、チャリティイベントを開催してくださったkeitoさま、そしてブランケットミーティングのメンバーのみなさま…、さまざまなかたちで多大なるご協力をいただいきましたすべての方に感謝いたします。
これからも何卒よろしくお願いいたします。

Think Of JAPAN Whike Knitting関西
TJWK関西(Think Of JAPAN While Knitting 関西)
東日本大震災の震災遺児をニットで支援しています。全国から集まったモチーフをつないでブランケット等の作品にして販売。売上の全額をあしなが育英会に寄付!
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