キタ歓

ビル自主規制部会

私たちキタ歓楽街環境浄化推進協議会では、ビルオーナーには社会的な責務があると考えます。
目先の利益を追うあまりに違法性のあるテナントやルールを守らないテナントを入居させることなく、長期的な視野に立って、健全なまち、安心で安全なまちを目指すことで、ビルの資産価値を高めるため、まちづくりの中心的な存在であらねばらないと考えています。
そうしたビルオーナーの活動を促進するため、キタ歓楽街環境浄化推進協議会では、ビル自主規制部会を設置し、年2回、ビルオーナーや管理会社向けの勉強会を開催しています。

梅田まち案内エスコート

インバウンドの増加に対応するため、私たちキタ歓楽街環境浄化推進協議会では、JR大阪駅を中心にエスコート活動をおこなっています。
重いキャリーバッグを持つ、地理に不慣れな旅行者が迷っていたら、目的地をお聞きし、地図を見せてお教えし、ときには目的地まで付き添ってご案内します。
大阪人が持つ「おせっかい」を発揮して、「おもてなし」をおこない、また来たくなる大阪を目指しています。
また、私たちが専用ビブスを着てまちに立ち、エスコート活動をおこなうことで、違法な客引きも近づかなくなることから、この活動は、観光のみならず防犯活動の一環ととらえています。
活動は、ECC外国語専門学校や曽根崎ライオンズクラブなどと連携し、主に、観光客が多く訪れる連休の初日におこなっています。

青色防犯パトロール

キタ歓楽街環境浄化推進協議会では、毎週金曜日の夜8時より、青色防犯パトロールを実施しています。
曽根崎警察署と連携して地域をパトロールし、迷惑駐輪撲滅の啓蒙や不法看板、不法投棄、落書きなどをはじめ、違法客引き、ぼったくり、売春の手引きなど、治安が悪化している場所のチェックなどをおこない、課題解決のための現状把握などをおこなっています。
地域主体の活動が行政を動かし、無料案内所の規制強化や客引き適正化条例の制定、客引き指導員の配置などにつながっています。

環境浄化パレード

キタ歓楽街環境浄化推進協議会の活動エリアである北野地区と曽根崎地区は、全国でも有数の歓楽街を抱えています。 違法な客引き、迷惑駐輪、不法看板、暴力団など、さまざまな問題を抱えています。
日々、それらの問題の解決に取り組んでいますが、毎年年末に曽根崎警察署と連携して、「環境浄化パレード」をおこなっています。パレードをおこなうことで、問題意識をまち全体で共有し、まちづくりのための仲間づくりの場としても活用しています。
また、シュプレヒコールをあげる方法から沖縄民謡をベースにした軽快なテーマ曲を歌いながら行進するスタイルに変更し、楽しみながらパレードできるよう模索しています。

迷惑駐輪撲滅

キタ歓楽街環境浄化推進協議会の活動エリアである北野地区と曽根崎地区では、迷惑駐輪が非常に多く、深刻な問題となっています。
非常時に緊急車両が通れない、一般の歩行者のみならず車椅子の人の通行がとても危険といったことだけでなく、こうした違反は、放置しておくとやがて大きな犯罪を引き起こす確率が高いことが、「割れ窓理論」にて提唱されています。
キタ歓楽街環境浄化推進協議会では、行政に迷惑駐輪の撤去を要請し、特に夜間の撤去では立ち合いをおこなっています。
また、関西大学の協力を得て、さまざまな調査をおこなったところ、迷惑駐輪の約7割が、当該地域への通勤用の自転車であることがわかり、主に、事業者へ向けての啓蒙活動をおこなっています。

キタ歓楽街環境浄化推進協議会は、違法な性風俗営業や目にあまる客引き行為を撲滅するため、振興町会や商店街などが結集して、平成18年(2006年)に発足しました。毎週交代で夜間の防犯パトロールをしたり、歳末には周辺の各種団体も総出で環境浄化パレードをおこなったりするなど、エリアの環境浄化に自主的に取り組んでいます。
キタ歓楽街は西日本最大の梅田ターミナルのエリアにあり、関西を訪れる人の宿泊・遊興の地として、最先端の文化や大衆的な文化を生み出してきましたが、経済バブルとバブル崩壊はこれまでの蓄積を一気に崩し、それまで目立たなかった違法な性風俗営業や案内客引き、放置自転車、ゴミ投棄などが目立つようになり、来訪者のイメージダウンを招くばかりか、普通に暮らし、健全に営業する事業所に大きな損害を与えるようになりました。
これらの環境を一新するための私たち協議会のたゆまぬ活動に応えて、風俗あっせん事業規制条例、客引き適正化条例などが制定され、警察署や大阪市などの応援により、まちの環境は徐々によくなっています。

まちをよりよくする活動の輪を広げ、さらにさまざまな課題に取り組むため、平成23年(2011年)からは大阪市のまちづくり推進団体の認定を受け、定期的にまちづくり会議を開催して、情報の共有や具体的な取り組みを展開しています。
堂山町駐輪場「ウメチャリ」の運営(現在は閉鎖)、大阪北小学校跡地利用への提案など、まちの環境を変えていく取り組みに加えて、壁画アートの作成、まち案内エスコート活動、キタ界隈のまち歩き、大阪駅バス停の落書き消しなど、楽しく、かつ、まちの役に立つ活動を立ち上げています。
これらの活動はSNSなどで情報発信し、構成団体や地域の団体、関係機関のメンバーだけでなく、広い範囲からいろいろな人が参加する活動に育ってきました。また、関西大学の学生、ECC外語専門学校、アサヒ ラボ・ガーデンとのコラボレーションや、北区地域福祉アクションプラン推進委員会、ライオンズクラブや宅地建物取引業協会、クラーク記念国際高校との連携、町会や商店街もそれぞれの特徴を活かした活動を立ち上げるなど、取り組みに厚みが増してきました。

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