大阪市の北区をグルグルめぐるブログZ

「村上海賊の娘」

「村上海賊の娘」の単行本が出たのが2013年の秋。前作の「のぼうの城」のヒットを受けて、上下巻のこの物語は本屋大賞を受賞し、よう売れました。 それから2年半、早くも文庫版が登場。上下巻は全4巻に分割され、価格もお値打ち価格になって、買い求め...
その他

むさぼり読んでいたあの時代を描いた「ロッキング・オン天国」

クソみたいな80年代にあって、いたいけな高校生であったオレの心に爆弾を仕掛けたのは、「ロッキング・オン」の渋谷陽一だったり松村雄策だったりするわけだが、その後の黄金期の中心人物であった増井修や山崎洋一郎も、やっぱ、オレの心にじんわりと毒物を...
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「グーグルマップの社会学 – ググられる地図の正体 -」

奈良県立大学地域創造学部専任講師で、「つひまぶ」の編集メンバーでもある松岡慧祐さんが、このたび、初の単著を上梓されました。光文社新書から。 「グーグルマップの社会学 - ググられる地図の正体 -」 本日発売で、東梅田の旭屋書店でゲット☆ 新...
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新之介さんの「凹凸を楽しむ 大阪「高低差」地形散歩」

新之介さんの「凹凸を楽しむ 大阪「高低差」地形散歩」を茶屋町の丸善ジュンク堂でゲーット! ここ数年、彼が立ち上げた「大阪高低差学会」で取り組んでいるフィールドワークと研究の集大成の本です。 ブログはずーっと拝読しているので、特に写真は見知っ...
その他

「水の文化史」

「水の文化史」富山和子 帯に、名著復活!とあるので、名の知れた人の名の知れた本なのかもしれないけれども、寡聞にして初見です。 まちの本屋さんで邂逅。平積みでなく、書棚から。 この年齢になると、それが自分に合った本かどうか、名著かどうかは、一...
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「銀二貫」

久しぶりに、高田郁の「銀二貫」を読み返す。 江戸後期、天満一帯を焼失させた大火事「天満焼け」から話ははじまります。寒天問屋を舞台とした商人たちの物語、人情話です。 この人の紡ぐ物語は料理や風景描写が秀逸で、一気に読ませてしまうテンポのよさも...
その他

「商店街はなぜ滅びるのか 社会・政治・経済史から探る再生の道」

ひっそりと発売されたにもかかわらず、地味に重版している話題の書。 商店街はまったく伝統的な存在ではない。現存する多くの商店街は二〇世紀になって人為的に創られたものだからである———–—。 という惹句も刺激的だけれども、近代において、商店街が...
音楽・本・展覧会

「帰ってから、お腹がすいてもいいようにと思ったのだ。」

久しぶりに、料理家・高山なおみさんの「帰ってから、お腹がすいてもいいようにと思ったのだ。」を読む。 というか、何冊めかわからないけれども、また、本屋さんで買ってしまった。 この本は、10年ちょい前に、なぜか「ロッキンオン」から単行本が出され...