フリクション、リザード、Mr.カイト、ミラーズ、S-KENらの東京ロッカーズ。
この時代の音楽はギリ後追いで、リアルタイムではないんよね、ワシは。
でも、スターリン、ゼルダ、じゃがたらは、ドンピシャで、キッズ時代のワシをきっちりと騙してくれた。
SEX、突然ダンボール、ボルシーあたりは、ちゃんと聴いてなかったかな。
ま、ワシは、じゃがたらに首ったけだったのよ。
フリクションはえらいことかっこよかった。
東京ロッカーズって、結局のところ1、2年の出来事なので、そこに間に合ったかどうかは、ほんま運みたいなところもある。
パンクのDIYの精神を体現させた最初の人たち。
メジャーに属さずに自分たちでレコードを作って、流通させて、売っていた人たち。
NYやロンドンで生まれたパンクやロックをそのまま鳴らすのでなくて、東京でしかありえない音楽として、音を鳴らしていた人たち。
インディーズというスタイルを生み出し、自主レーベルを立ち上げ、オールスタンディングの最初の導入者で、自前のロックフェスを開催していた人たち。
そういう人たちの映画。『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ』を見にいく。
https://happinet-phantom.com/streetkingdom/
ドキュメンタリーだったらどんなに良かったかと思うけれどもな。
仲野大賀が遠藤ミチロウを演じ、中村獅童が江戸アケミを演じ、それなりに似ているのだけど、やっぱドキュメンタリーで見たかったな。
脚本がクドカンだし、監督は田口トモロウだし、音楽が大友良英だしで、これ以上ない組み合わせで製作されているのだけど、ドラマにしちゃうとね、東京アングラシーンを舞台にした青春群像劇になってしまう。
見たいのは、東京アングラシーンであって、そこで鳴らされた音楽であって、青春物語のドラマではないんよね、ワシの場合は。
カメラマンの地引さんを演じるのが、現在進行形のパンク継承者である銀杏の峯田和伸であったのもすごくいいし、でも、ね。
ラストの方で、じゃがたらの「もうがまんできない」がフル尺で流されて、涙が出そうなくらいに感動的だったのだけど、やっぱ、この音楽が流れることそれ自体が、ドラマではなくドキュメンタルだからだ。
まあ、でも、文句ばっかり書いたが、東京ロッカーズや70年代末から80年代初頭にかけての東京アンダーグラウンドのシーンに光を当てたことは、日本の音楽史的にはとっても意味のあることだよ。その意味ではこの映画は意味があるよ。
リザードのモモヨは、自分の音を鳴らせ!と言っていたし、じゃがたらのアケミは、自分の踊りを踊れ!と言っていた。そんな時代のそんなシーンの話。
https://youtu.be/S27zqzl2J7E?si=YgTv4DwAb-fOtpqn
個人史的なことを言うと、
東京ロッカーズのじゃがたらから少し後の、JAGATARA、ミュートビート、TOMATOS、エスケン&ホットボンボンズの4バンドが集まったシリーズ・イベント「東京ソイソース」こそがワシを救ってくれた音楽で、東京ロッカーズはやっぱ、ちょい早いんよね。
んで、新宿ロフトの創始者でオーナーの平野悠さんは、後年、バックパッカーとなってドミニカに住み着くも、90年花博でドミニカ代表として帰国。そこでペルー代表代理のワシと意気投合して、兵庫〜鳥取〜島根〜山口の温泉旅行に出かけるのだった。あんときはおもろかったなー。



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