
つひまぶ vol.28:特集「北区古地図ワンダーランド」、5月1日ドローップ!
今号のメインテーマは「古地図」。
ここ数年、古地図見倒し、古地図買いまくりのルイスが「今号は古地図でどや?」と編集スタッフに持ちかけ、実現!
あたりまえやけど、私たちが日々歩いている梅田や天満や中之島やその他のまちには、何層にも重なる歴史の物語が隠されています。江戸時代のにぎわいから、大正時代の躍動、そして戦火の記憶、さらにはこれも古地図か?の60年ほど前の地図まで。古地図というタイムマシンに乗って、北区の深層を旅するのです!
まずはどどーんと、古地図を紹介。
時代背景を読み、現代のキタとどれほど違うのかを見るのが楽しいのよ。
当時の中之島はどうだったのか?
当時の北新地は? 天満青物市場って?
大阪駅の横には川(堀川)があった?
そんなのを見て、わーきゃー言うのです。
江戸中期(1691年)『新撰増補大坂大繪圖』
大阪市の原型でもある「大坂三郷」を見ると、北野や曽根崎は「大坂三郷」の外で、当時は風光明媚な田園地帯。菜の花畑だったかもということだから、ゴッホの描いた田園風景が広がっていたかもしれません。
江戸後期(1830年代)は 画期的な観光マップ『浪華名所獨案内』
現代のガイドブックのような「モデルコース」が付いており、当時の人々の観光スタイルを再現します。モデルコース付きのマップって、当時は画期的でしたな。しかもこれ、フリーペーパー。
ほんで、見てまわるスポットやコースが、驚くほど今とよく似ていることもビックリです。
そして、今の扇町公園が、じつは巨大なゴミの山「ゴモク山」だったことも!
大正時代(1924年)『大阪市パノラマ地圖』
大大阪時代の幕開け、活気あふれる都市の姿を精緻な鳥瞰図で楽しみます 。
細かな建物がびっしりと描かれたこのマップは、見ていてまったく飽きず、まさに古地図界のスーパースター!
それにしても、ドローンも飛行機もヘリコプターもない時代に、どうやってこんなスケールの鳥瞰図が描けたのだろう?
昭和(1945年)は『戦災概況図』
大阪大空襲によって真っ黒に塗りつぶされた北区の記録です 。昭和の我が国が受けたジェノサイドをビジュアルベースで可視化した地図は、これがほぼ唯一。この地図は、復興への出発点でもありました。
世界がきな臭くなってきた今こそ、こういう地図を見る意味があるな。
昭和42年(1967年)『国土地理院2万5000分の1 地形図』
60年前に地図は果たして古地図か? いやいや、新梅田シティは当時はダイハツディーゼル、ヨドバシ梅田には鉄道省の建物があり、扇町公園には大阪プールがあった。ランドマークですら、今現在とはまったく違うのだから、これは立派な歴史、立派な古地図!
そして今回は、特別企画として、「古地図マイスター・本渡章さんと歩く梅田」を。
本渡章さんといえば、日本を代表する古地図マイスター。
大阪を中心とする都市史や地理、暮らしの変遷を、古地図を手がかりに読み解いてこられたお方。著書に『カラー版大阪古地図むかし案内』『古地図が語る大災害』(創元社)『古地図で歩く大阪ザ・ベスト10』『大阪古地図パラダイス』(140B)など。文筆活動のほか、講演やまち歩きなどもおこない、地図を通して地域の記憶を掘り起こす活動を続けています。
そんな本渡さんに恐る恐る声をかけたところ、「梅田を隅から隅まで歩くまち歩きをやりましょう!」と梅田トライアスロンまち歩きが実現したのでした。
そんなまち歩きの誌上レポ☆
露天神社のシャッターに描かれた「古代の大阪」からはじまり、大阪駅前第1ビルの屋上に鎮座する、600年の歴史を持つ「狐塚」まで 。
複雑な梅田の歴史が、本渡さんの解説によって一本の線で繋がる「伏線回収」のような感動をお届けします。
濃ゆい濃ゆい梅田を堪能してください!
さらに、巻末には、「大阪あそ歩」のガイド、「大阪くらしの今昔館」ミュージアムボランティアでもある酒井裕一さんに聞く、古地図の楽しみ方。
古地図の楽しみを教わりに取材に向かったはずが、昨今の古地図アプリについてレクチャーを受けるという、古地図楽しみアイテムの最新事情を教わる取材となりました。実り多し!
新連載もはじまりました。「暁子の角打ち放浪記」。
仕事に「好き」を混ぜるのは大事やで!と、スタッフを焚きつけ、呑兵衛による酒飲みコラムが実現(笑)
記念すべき大1回目は、滝川公園南西角にある「立ち飲みナガタ」。母と3兄弟が切り盛りする角打ちをご覧あれ。
「キタの手みやげ」は、天満の隠れたベストセラー「千草の焼きそば」がサンドされた焼きそばパン。天満駅前に出現した「天満御旅所」にて入手可能! さあ、走れ!
お馴染みの「キタと彼女のラブストーリー」は一般社団法人あおぞら湯の代表・笠井あゆみさんを。
ママ友の立ち上げた産後のピラティスサークルをきっかけに、子育て支援の拠点「中津つどいの広場ぐぅぐぅ」を立ち上げ、今では豊崎、堂島にも。そして、子育てと防災をつなげた「あおぞら防災ママ認定講座」まで。
子育てママの視点でまちづくりにかかわる笠井さんを根掘り葉掘りイタンビュー。まちづくり関係者必見です。
とまあ、相変わらずのてんこ盛りな内容でこの春も走っとります。
つひまぶvol.28「古地図号」は、5月1日発刊。
現物は、北区の行政施設、地域施設、ほか、配架リストをご覧くださいませー。
contents
特集「古地図」
●新鮮増補大坂大繪圖(元禄)
●浪華名所独案内(天保)
●大阪市パノラマ地圖(大正)
●戦災概況図 大阪(戦中)
●国土地理院2万5千分の1地形図(昭和42)
●古地図マイスター・本渡章さんと歩く梅田
●「大阪あそ歩」のガイド・酒井裕一さんに聞く、古地図の楽しみ方
キタのええもん キタの手みやげ
『天満御旅所』の焼きそばパン
暁子の角打ち放浪記
「立ち飲みナガタ」
彼女とキタのラブストーリー(第27回)
一般社団法人あおぞら湯の代表・笠井あゆみさん



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