神山交差点すぐ南、スーパー「ライフ太融寺店」の大イチョウが新緑の葉をつけはじめた。
北野の地域史『そうだったのか!? 北野の歴史』では、この龍王大神と大イチョウを大きく紹介したかったのだけど、誌面の都合で扱いが小さくなってしまった。ちょっと心残りだ。
12月くらいに紅葉して見事な黄金色になるので、そのときの写真を載せたが、その作業をしていたのが2月の後半だったので、ついこの間のように感じられる。
この大イチョウの木の下には、白ヘビが棲んでいると信じられている。
車道がこの大イチョウを避けて迂回するように敷設されているのはそのためだ。
この周辺はもともとは太融寺の境内で、戦後、道路の拡張工事の際にこの大イチョウも伐採が試みられた。しかし、事故等で関係者が亡くなるということが続き、いつしか、「伐ると祟られる」という噂が立つ。
やがては、この大イチョウの木の下には白ヘビが棲んでいると畏れられるようになり、『龍王大神』として祀られるようになった。
関西には、このような、木の下に白ヘビが棲むという「巳(みぃ)さん伝説」があちこちにある。
伐ると祟られるとの伝承がある一方で、巳さんは福徳をもたらす霊威としても崇められ、ヘビは水神である弁才天の神使として信仰されていることから、この龍王大神には、飲食店に携わる方々の参拝が絶えない。
なお、龍王大神は雄神で、つがいの雌神は、太融寺の境内「白龍大神」にいらっしゃる。
ついこのあいだまでの厳しい季節の頃は葉が一枚もない寂しい姿だったが、青葉が芽吹いてきた今の姿を見ると、季節は巡るなあとしみじみする。



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