海鮮と玉子焼き(明石焼)が食べたくなって、ふらっと明石に行ってきた。
予備知識なしのそんな目線で感じただけだけど、駅前の再開発がすばらしいですな。
たしか泉房穂元市長が、駅前ビルの再開発見直しを市長選の公約に掲げて当選して、その後、市民アンケートを実施して、1位が「図書館」、2位が「子どもの遊び場」で、両方実現すると宣言したら、議会で全員が反対したというエピソードがあったはず。駅前にカネ生まない施設をつくってどーすんの?って話。(グラングリーン大阪の公園に通じる話)
そんときの駅前再開発案件が、これ。
すごくいいし、いいかんじでにぎわっている。
どんな駅前かというと、駅直結で飲食や書店も入りつつ、図書館、高齢者の交流スペース、親子交流広場などがそろっていて、全部無料なので、財布にもやさしい。
施設内の吹き抜けが駅前広場になっていて、テーブルもイスも何脚もあるし、無料だし、日常的に使える公共空間として、かなり完成度が高いと思う。
子育て支援センターにはプレイルームと絵本だらけの子ども図書室、さらに子どもの健康センターも併設。
予備知識ゼロでも、これだけそろっていたら、子育て重視のまちだとすぐに分かる。
泉市長時代の「子育てに優しいまち」って触れ込みはこういうことなのだなと、ハード面だけでもそのことが伝わってくる。
興味深い制度もあった。「子育て応援してほしい人(依頼会員)」と「応援したい人(提供会員)」をマッチングする仕組みがあって、送迎や一時預かりなどを有償ボランティアで支えるというもので、市内のあちこちにそのポスターが貼ってある。そのことが、観光で来た自分の目にもバッチリ入ってくるレベルで広報されている。
大阪市北区にも「まちトモ」って同様の仕組みがあって、そちらは子育てにかぎらずに全般のことをカバーしているけれども、明石みたいに大々的に宣伝していない。
男性トイレに入ると、男性トイレの中に多目的個室があって、中には大人用と子ども用の便器が併設されていた。父子で使える設計になっている。女性トイレにはあると思うのだけど、男性側でこういうのは珍しい。
それから駅周辺の施設では、授乳室の案内表示が多い。そういう目線で見ていたせいもあるだろうが、大阪市内よりずっと目立つ印象。
駅の南には再開発施設があり、それを抜けると魚の棚(うおんたな)商店街。
インバウンド向けの観光地としてそこそこにぎわっていて、黒門市場のようなえげつないかんじはない。外国人インバウンドは見なかったな。
それだからかどうかはともかくとして、観光地価格ではあるけれども、わりと控えめなお値段。
最近は魚屋さんが減って飲食店が増えているらしく、今後の方向性は少し気になる。
そうそう、天神橋筋商店街の期間限定店舗にしょっちゅう店を出している石垣島のパイナップル屋さんと、なんとここでバッタリ鉢合わせ。天神橋筋商店街の合間に、魚の棚商店街に店を出していた(笑)
そこからさらに南へ進むと明石海峡が広がり、明石大橋が見える。圧倒的なランドマーク。海沿いはジョギングしている人が多く、開放感がある。
駅前のどっからでも見える明石大橋は、ずっと見ていられる。全然飽きない。雄大。景色として、いい資産ですな。
その向こうには、手を伸ばせば届くかんじの距離感で淡路島。淡路島側の観覧車も見える。
明石市役所や公民館が、駅前の繁華街から少し離れた海沿いの港の近くにある。これは少し不便だろう。
市の主要産業や賑わい軸が、港から駅前に移ったのではなかろうかと思われる。地場場産業の転換があったんではなかろうか。
駅の北側には明石城跡を整備した公園。ここも広大で、やはりジョギングしている人が多かった。明石全体として、走ってる人が多い印象。
ふらっと訪れただけだが、明石って、「住みやすいまち」ではなかろうか? 必要なものはだいたい揃っていて、ほどよいにぎわいがある。
都市としての「ちょうどよさ」がある気がする。
ワシは泉さんのことは好きも嫌いもないし、いいも悪いもなにかを言えるほどの材料は持ち合わせていないが、あの人がやったことってこれか!と、ふらっと行っだだけでも目に見えて分かるってところは、すごいなと思った。
政治家のリーダーシップで、これくらい目に見えるかたちで、普通じゃないことができるんやな、と。
梅田から新快速で1時間、片道1000円。またゆっくり来てみたい。
写真は早朝の魚の棚商店街と明石城の櫓から見た明石大橋。
明石城って、なんで天守閣ないのさ?






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