法金剛院の蓮

法金剛院

京都は花園にある法金剛院。
蓮を観賞できるお寺さんは関西にいくつもありますが、個人的には、ここがピカイチやと思ってます。

平安初期、右大臣清原夏野が建てた山荘が起源。彼の死後に双丘寺と称し、寺院となります。蓮の寺として知られるこのお寺さんの庭園は、世界中から集められた蓮で埋め尽くされていて、7月から8月にかけての盛りのころ、この蓮の群れを鑑賞するためだけに暑さを押して足を運ぶ価値は、じゅうぶんにあります。

ハス科の多年生水草は中国が原産だけれども、日本でも野生種が確認されており、万葉集にも数首歌われてます。その時代、泥のなかから清浄な花を咲かせる蓮は、仏法の象徴の花として人々に敬われ、多くの蓮池が造られ、観蓮会が催されるようになったといいます。
法金剛院も、そうした流れのなかで建立されたお寺さんであり、蓮池を抱く庭園。
このあたりを「花園」と呼ぶのは、蓮をはじめとする色とりどりの花を咲き誇らせ、競って極楽浄土を表現したことに由来しているのは明白ですな。

阿弥陀経には「極楽浄土に青、黄、赤、白の蓮の花が咲く」とあります。
そんな極楽浄土はさまざまなかたちでビジュアル化されてますが、ここ、法金剛院の蓮池もまた、そのうちのひとつですな。

法金剛院

法金剛院

法金剛院

法金剛院

法金剛院

法金剛院

法金剛院

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法金剛院

法金剛院

法金剛院

Flickrに画像あります。
京都:法金剛院の蓮(2014.7.19)

法金剛院

京都市右京区花園扇野町49
http://www.y-morimoto.com/hananotera/13hokongo.html

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