西国巡礼の札所である観音正寺に参拝するために東近江の能登川に降り立ったわけですが、こんなことでもなければまず来ない場所です。
でも、行ってみれば素敵な場所で、野山にいろんな花が咲いていて、小さな堀のせせらぎには鴨がいたりするわけです。
西国巡礼のいいところのひとつは、札所がなければ一生行くこともなかったであろう場所を訪れて、その素晴らしさを知って、自分の宝ものがひとつふたつと増えていくことですよ。
生きることの歓びというのは、そういう心躍るものをいくつ抱えているか、だと思いますね。
さて、札所の観音正寺がある繖山(kinugasa-yama)の麓に、気持ちよさげな神社がありました。
「結神社」。なんとも粋な名前の神社です。
縁起がね、調べてみてもよくわからんのですが、壬申の乱の主役であった川島皇子が関係しているとかいないとか。
このあたりは、古代、蒲生野と呼ばれ、天皇家の人々が歌を詠み、狩りを楽しんだ場所でもあるので、壬申の乱での難を逃れてやって来たのかもしれませんが、ま、そのあたりは妄想レベルです。
結神社
東近江市五個荘川並町
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