阪急百貨店の13階、レストラン街のフロアに、一風風変わりな柱が立てられています。
いいかんじに色あせてアンティークな風合いを感じさせる柱ですな。
柱の横に、銘板があります。
見ると、「旧本店の基礎松杭」ですと。
昭和4年に創業した阪急本店の基礎として、平成19年に解体されるまでの約80年以上、地中に埋まっていたんだとか。
松杭は、当時のビルでは基礎として一般的に用いられていたそうで、阪急うめだ本店での約2700本の松杭が埋められていたそうです。
ここ、阪急百貨店を訪れる人たちも、3代4代と世代を重ねます。
こういう、記憶を呼び起こすオブジェをきっかけにして、むかしの出来事が世代を超えて伝わっていく、そんな仕組みのひとつですね。
阪急百貨店
大阪市北区角田町8-7
http://www.hankyu-dept.co.jp/honten/
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