日野は宇治と伏見の境にあって、親鸞が生まれたところです。そこにあるのが、日野法界寺。親鸞も、このお寺さんで生まれたとされてます。平安時代、藤原北家の一族である日野家が建てたお寺さんで、日野のお薬師さんと呼ばれ、このあたりを代表する見事な薬師如来さんがでーんと鎮座しているのだけれども、その薬師如来さんの胎内には、日野家に代々伝わる最澄作の小さな薬師像が納入されとります。醍醐寺の近くにあって、醍醐寺の系列に並ぶお寺さんなのだけれども、優雅な醍醐寺とは対照的に、親鸞色の強い質実さと抹香臭さがありますな。このあたり一帯は、さすがに親鸞色一色で、あちこちに、親鸞を讃えるなにがしかのもんがあります。笑ったのは、幼稚園に鎮座していた、親鸞の幼少期の像。カエルみたいなポーズで、なにをしているのやら(笑)
日野法界寺
京都市伏見区日野西大道町19
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