ニットで東日本大震災の震災遺児を支援するTJWK関西。
http://atricot.jp/tjwk/
滋賀県は近江八幡から東へバスで50分ほど行ったところに、日野というまちがあります。
戦国武将の蒲生氏郷が治めた土地で、近江商人の一角をなす日野商人の故郷でもあります。
ここに、TJWKの最初期から関わってくださっている方がいらっしゃいます。
TJWKは大阪や京都でイベントをやることが多いのですが、いつも、2時間以上かけて、日野から参加してくださいます。
そんな彼女が、ついに、日野でTJWKのイベントを開催してくれました。
「ニットボランティアin日野〜tjwk関西〜」です。
https://www.facebook.com/events/209210569652385/permalink/222700954970013/
そのおかげで僕たちも日野に行くことができたし、日野の素晴らしさも知ることができて、とても素敵なイベントとなりました。
日野ではこの時期、日野ひなまつり紀行というイベントが開催されます。
日野城(址)の城下町には日野商人のお屋敷が建ち並ぶのですが、道に面した外塀には、窓がくり抜かれています。
外塀窓。
5月におこなわれる綿向神社の例大祭である日野祭りでは、勇壮な曳山が何基もこの城下町を渡御するのだとか。その渡御列を家の中から見るために、外塀窓が設けられているのだそうです。
その、家の中から外を眺めるための外塀窓を、今は、道行く人が家の中を眺めることができるようにと、逆転の発想で、まちおこしに生かしているのが、日野ひなまつり紀行です。
外塀窓を覗くと、どの家にも、雛人形が飾られているのです。
日野商人たちが買い求めた歴史ある雛人形から、お子たちが手づくりでつくった雛人形まで、各家々で思い思いに飾られる雛人形を、日野のまちを歩きながら眺めることができます。とても素敵なイベント。
そんなお祭りの一角で、TJWKはワークショップと展示販売をさせていただきました。
場所は、西田礼三邸。古民家をキレイにリノベした素敵な場所です。
土間にはおくどさんがあり、食育に力を入れている地域の方々「ひまわりグループ」のオバァたちが、日野の伝統料理をつくられています。
そんな場所で、TJWKのワークショップと展示販売を。
僕たちの活動に日頃から気にかけてくれている日野の人たちがたくさん集まってくれて、賑やかなワークショップとなりました。
作品もたくさんお買い上げいただきました。
これまで、現物をご覧いただく機会がほとんどなかった方たちにもたくさん見ていただき、TJWKの活動の実際のところを見ていただけたことも、とてもよかったです。
雪が残り、凛と張り詰めたなかにも華やかな空気の流れるなか、素敵なワークショップを開催していただきました。
見上げれば、冠雪をいただいた、山岳信仰の聖地でもある綿向山。
そして、日野商人たちが熱心に勧進した90もの立派な寺社。綿向神社は鳥居に勧進縄がさげられ、そこかしこに信心深さを感じるまちでもあります。
また行きたいな。
西河さん、またTJWKのイベントをやりましょうね☆
勧進縄がさげられた綿向神社☆
冠雪をいただく綿向山は山岳信仰の聖地。
山頂では樹氷を見ることができるそうです。
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