懐かしい写真

年末に大掃除をしていたら、本棚の奥から懐かしい写真が出てきた。
僕の記憶にまちがいがなければ、この写真は、南アメリカ大陸はアンデス山脈の中腹にあるワラス(huaraz)というまちだ。富士山よりも高いところにあって、背後には氷河を抱いた銀色の山肌が見える。
30年前、まだ南米大陸にまでやって来る日本人はほんのひと握りで、行く先々で、初めて日本人を見た!と言われたような時代だった。ウユニ塩湖なんて、誰も見向きもしなかったような時代だ。
南米のまちはどこも中心にアルマス広場(Plaza de Armas)が設けられていて、その一角に座って、どこか向こうっ気の強そうな目つきをした22歳の僕がカメラを見つめている。誰に撮ってもらったんだろう? たぶん、暇にかまけて、物売りの人たちと日長おしゃべりをしていたように思う。
この写真はブラジルのサンパウロで現像したはずで、そのときの現像屋さんに据えられていたスピード現像機は和歌山のノーリツ鋼機製だったことを発見して、ノーリツ鋼機は僕がずっと広告をつくっていたお客さんでもあったので、地球の裏側で思わぬ再会をして感激したのを、今でも鮮明に覚えている。
22歳のとき、僕はバックパックを背負って、世界中をウロウロほっつき歩いていて、自分が根を張る場所や、根を張る仕事や、どんな人の心に根を張るのを探していたように思う。日本ではバブルの真っ最中で、毎日が乱痴気騒ぎみたいなノリに嫌気が差して、僕は日本を飛び出したのだった。
まだ何者でもなかったけれども、今になってもなんも変わってないところもあって、核になるようなものが少しはできていたんだろうなと、今になって思う。
このとき、ウォークマンにはじゃがたらやチャボさんのカセットをよく突っ込んでいた。昨日、偶然にもじゃがたらを聴いていて、あぁ、なんも変わってないんだなと思った(笑)

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