ヒトニレキシアリ

ヒトニレキシアリ – 教育者・社会活動家の梅山晃佑さん

昨夜はおもしろい人に話を聞く「ヒトニレキシアリ」@談話室マチソワの日。当日になって、行っていい?まだ席ある?の問い合わせが殺到して、なんか当日の飛び込みが次々と!マチソワのイス全部出しての開催となったのでした☆ これ以上人が来たらヤバかった!
ゲストスピーカーは梅山 晃佑さん。教育者にして社会活動家の梅山さん。
信じられないくらいたくさんの活動をされているなかから、
⚫︎コワーキングスペース「往来(おーらい)」(https://ourai.jimdofree.com/
⚫︎自宅の2畳部屋を開放した学びの場「2畳大学」(https://2joe.osaka.jp/
⚫︎廃材・端材とクリエイターをつなぐマッチングプロジェクト「STOQue」(https://stoque.info/
⚫︎“王道ではない狭い(narrow)道”としての就職や仕事づくりをしたい人のためのマッチングサイト「ナローワーク」(https://taikutsu.main.jp/narrowwork.php
などを中心にお話していただいきました。

一応、僕がインタビュアーとして聞き役だったのだけれども、梅山さんは大学の先生でもあるので、全部お話してくださって、インタビュアーはサボり倒していました(笑)

まだコワーキングなんて言葉がなかった時代からオープンしている「往来」の先進性もさることながら、机や会議室などを共有するだけでどうして交流が生まれるんだろう?と思っていたのだけど、お話を聞いていると、事務デスクじゃなくて長めの座卓だし、イスじゃなくて座布団だし、まあまあ狭いし、個室じゃないし間仕切りないし、これでは交流するしかないではないですか!的なスペースになっていて、自然と交流がはじまる仕組みをつくってはるんやなということが、お話を聞くと分かります。

シュッとしてないから、コワーキングでひと儲けしたそうなビジネスビジネスしている人たちのアンテナに引っ掛からなさそうなのもいい。来てほしくない人たちには来てほしくない、ということをちゃんと風貌で表しているのですね。

クス玉とか門付けってなによ?と思っていたら、これも楽しかった。
「往来」スタッフはバンドだと!の思いを持つ梅山さんは、バンド活動の一環で、しかも外へ出かけていけるものとして、勝手に、あるいは乞われて、お祝いをしにいくという。しかもそのときそのときで、獅子舞を舞える人がいたりと、持てる特技を持ち寄っての出しものとなるわけで。とっても楽しそうです。

「STOQue」はアップサイクルの文脈で語ることもできるけれども(というか、そう思っていた)、安定供給される材料ではない、そのときに出会った端材や廃材を使ってなにかをつくるという、イレギュラーなものでなにかおもしろいものが生まれてほしいという文脈のなかでのプロジェクトだった。でも、その考えがとっても楽しい。
神戸の東遊園地のナイトピックニックが福祉施設とコラボして、廃材のテント生地の端材で飲み物がこぼれても大丈夫な防水のポーチがつくられ…。めっちゃいいつながりです。

「STOQue」がgooglemapに載らないようにしているって話もよかった。廃材が安くで手に入る!って広がりかたをしてほしくないから。ただマッチングすればいいということではない、という工夫が、ここでも見てとれますね。
そんな話が、次から次からとめどなく出てきて、1時間30分のお話どころかマジで24時間要るやん!というかんじだったけど、1.5時間でも消化するのが大変!な大充実な時間となったのでした。
総じてどのプロジェクトも楽しそうで、楽しさを大切にされてるんだなということが、それぞれのプロジェクトから伝わってきます。

他にも「スーパー町内会活動」など、まだ紹介したいプロジェクトもあるのだけど、すでに情報過多で、こちらが消化しきれない。。

そしてこれらは、梅山さんの屋号「ついたちレコード」に込められた想いにつながっていきます。

誰かにとってのはじまりの日となるきっかけづくりをしていきたい、つまり誰かの「ついたち」になるような仕事をしたい、と。さらに、おなじくらい、これまでの軌跡や歴史という過去を大切にしたい、つまり「レコード」。

「ついたちレコード」は、この2つの想いが込められた屋号なのだそう。

で、この屋号のロゴには、レコードの盤面がちゃぶ台の天板になっているイラストが描かれ、さらにレコードのドの濁点は、人と人とが会話する図です。つまりどちらもコミュニケーション。コミュニケーションするヒトと場です。

コミュニケーションを真ん中に置いていることが伝わってくるロゴになっているところに、グッと来ました。ぜひ、「ついたちレコード」のロゴをチェックしてみてください。

最後、少ない時間だったけれども、参加された方と梅山さん、参加者と参加者のみなさんがそれぞれで交流されていて、そちらも良き時間となりました。
場を求めている方、場づくりの大切さや人と人とのつながりかたに興味のある方の熱量が、たくさん集まった時間でした。

梅山さん(足、お大事に!)、「ヒトニレキシアリ」を一緒に運営しているほちょさん、参加しながらも飲み物やイスのことなどいろいろ助けていただいたネリさんやつっつん、山納さん、そして極寒のなかご参加いただいた皆さん、まことにありがとうございました☆

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.