LIFULL HOME'Sの『Sensuous City(官能都市)2025』

LIFULL HOME’Sの『Sensuous City(官能都市)2025』

LIFULL HOME’Sの『Sensuous City(官能都市)2025』の最新調査結果が10年ぶりに出て、早速取り寄せ。
pdfでダウンロードできるけど、やっぱ、フィジカル版がほしい。先着で無料なので。

前回のキモは、名詞や形容詞ではなく「動詞」で都市の住み良さを測るものだった。
機能性 – 便利さ・安全性・効率・アクセスの良さ
ではなく、
活動性 – 笑う・遊ぶ・創る・彷徨う
ことができるか。

「便利で新しい」という形容詞的な都市ではなく、「笑って、立ち止まって、匂いを嗅ぐことができる」という動詞的な都市こそが、人々を惹きつけ、イノベーションを生み出す真の魅力を持っていると、この研究は主張している。
そこが、ワシには魅力的に映ったのだ。

経済性 – 地価・生産性・豊かさ・国際競争力
ではなく、
多様性 – 出会う・助け合う・学ぶ
ことができるか。

10年ぶりに出た新しいレポートでは、
「身体で感じる都市(センシュアス)」という価値観をさらに一歩進めて、「都市のナラティブ(物語)」を都市の真の価値として位置づけた点にある。

センシュアス・シティの評価指標の核は「動詞」、つまり都市での身体的な活動だが、今回は、その都市に暮らす人々の間で共有される「物語」「記憶」「歴史」…つまり「都市のナラティブ」を新しい指標として導入し、都市の魅力を多角的に測っている。

ナラティブに触れると、そこで暮らす人がその都市に愛着や誇りを持ち「シビック・プライド」が育まれていく。
最新レポートでは、都市の歴史・文化、ローカルビジネス、コミュニティといった要素が破壊されずに維持されることの重要性を、強調している。どれも絶対的に大切だと、ワシは強く思う。

ナラティブにおける、具体的な評価の指標は、たとえばこんなの。
場所の記憶 – 「このまちの歴史的な出来事を思い出す」「古い建物や路地を発見する」
固有の文化 – 「このまちならではの行事や祭りに参加する」「独自のローカルルールを知っている」
継承への意識 – 「次世代に語り継ぎたいものがある」「まちの変化を記録している」

つひまぶでやってきたこと、
綾部でやろうとしていること、
古事記や日本書紀を通して土地を見つめようとしていること、
まち歩きを通して失われたものを見ようとすること、
食文化を通じて、その土地の物語を掘り起こそうとすること、
市井の人の話を掘り起こし、それを演劇作品に昇華させること、
土地の記憶と物語を、幾重ものレイヤーを重ねた絵画作品に落とし込むこと

考えてみれば、ワシの周りは、ナラティブを大切にしながら活動している人たちばかりだ。

ナラティブの軸を加えることで、
単に「楽しい」といった一過性の体験だけでなく、その楽しさが都市の歴史と結びつき、人々の記憶に刻まれ、次へと語り継がれるという、
より永続的で深い都市の魅力を捉えることができるようになる。

折に触れて何度も言っているが、
「知る」と「好き」は両輪なのよ。
知れば、好きになるから。好きなれば、もっと知りたくなるから。
そうやって、シビック・プライドが育まれ、誇りを持ってそこに暮らす人によって、その土地はさらに魅力的なものになっていく。

ここに、
コミュニティによる物語の共有と想像の視点を加えると、現在から未来を押し測る指標になる。

共有の場 -「まちの未来について、誰かと語り合う」「まちの人の顔を思い浮かべることができる」
主体的な関与 -「自分のまちを誇りに思う」「まちを良くするために行動する」
多様な物語 -「新しい人や考え方に出会う」「誰もが自分らしく振る舞える」

最新のランキングは以下の通り。
1位:東京都千代田区、中央区
2位:横浜市西区
3位:東京都豊島区
4位:大阪市北区、福島区
5位:横浜市中区
6位:東京都渋谷区
7位:東京都港区
8位:大阪市中央区
9位:福岡市博多区
10位:大阪市天王寺区、浪速区
11位:札幌市中央区

pdfはこちらからダウンロードできる
https://www.homes.co.jp/souken/report/202509/LIFULL HOME’Sの『Sensuous City(官能都市)2025』

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