Think Of JAPAN While Knitting 関西では、2016年3月末日で5度目の決算をおこない、2015年度の売上総額795,119円をあしなが育英会に寄付し、震災遺児支援のために役立てていただくこととなりました。
前年度に引き続き、常設で展示や販売、さらにはワークショップをしていただいたりなど、各方面の方々のご厚意のおかげで288点の作品を売り上げることができました。
この一年は、これまでに参加していただいた方が引き続き興味を持って参加していただけるよう、モチーフを使ったワークショップのアイテムを増やしました。メンバーで知恵を出しあい、月に一度集まっては新しい企画を考え、キットや作品づくりをし、秋のシーズンに臨みました。その後、各地でワークショップやキット販売を手伝っていただいたおかげで、今年度につくったキットはほぼ完売という嬉しい結果になりました。
また、日ごろから作品の製作でお世話になっている道後カトリック教会あみものカフェの有志の方々が、TJWK関西のワークショップを主催してくださったことも大きな出来事でした。チラシづくりから宣伝、会場づくりや司会など、終始、私たちを先導してくださり、当日は会場いっぱいの人が集まっての大盛況のイベントになりました。その後もキット販売や作品づくりのお手伝いなど活動をひろめていただき、今では、第二の拠点のような、心強い存在となっています。
一方で、作品を売ってくださっている場所では、初めての方に丁寧にプロジェクトを説明していただいている様子が、とても伝わってきます。キットをまとめて買って友だちと編んでくださる方、忘れないためにと毎年ひとつずつ作品を買ってくださる方、モチーフの募集を再開してすぐにモチーフを送ってくださった方(再開まで編みためてくださっていたのでした!)…と、今年度の「288点」という数字のなかには、たくさんの方が心を傾け、手と足を動かしていただいた道のりがあります。
もうひとつ、嬉しいニュースは、TJWK関西のブランケットとクッションカバーが映画に登場したことです。プロジェクトに共感いただき、とてもあたたかみのある作品だからと、映画「見栄を張る」の美術担当の方にお声をかけていただいたのでした。
こういったあたたかいご協力は、初年度のやや前のめりな熱気とは少し違い、続けているからこそ実現するのかなと感じています。
私たちはただ続ける。
いつまで続けるかではなく、どう続けるかを仲間と話し合えることに感謝しています。そうやって撒いてきた種がかたちになり、これからもたくさんの人から人へと枝葉がひろがっていくことを願っています。
モチーフサーキットの場所を提供していただいた専念寺さま、講習会を開催してくださったエイリュルさま、大阪市北区社会福祉協議会さま、イトコバコさま、愛媛道後カトリック教会の有志のみなさま、ギャラリーファボリータのさとうさま、フィッツクラフトマルシェさま、常設で販売してくださっているorioriさま、ハンドメイド・ラピスさま、新たに展示販売の機会をいただいたマザーアースさま、timeblueさま、展示にご協力いただいた中崎町キャンドルナイト実行委員会さま、りそな銀行さま、映画「見栄を張る」にて作品を起用してくださった塩川さまと今井さま、キット販売にご協力いただいたみなさま、製作にかかわってくださったみなさま…、さまざまなかたちで多大なるご協力をいただきましたすべての方に、感謝いたします。
今年度も、6年目だからこそ見ることのできる景色に思いを馳せながら、手と足を動かしていく所存です。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
Think Of JAPAN Whike Knitting関西
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