「名前を明かさず」

関電も東電もなんだかんだでしれっと総会を乗り切り、野田ブタは国家ピンハネ税のアップを決め、落ちそうな米軍ヘリが日本にやってきたり、違法ダウンロード法が悪改正されたり、橋下がまだ市長やってたりと、いい加減うんざりだけども、アニノマスが堂々と日本政府にテロ攻撃を仕掛けているのにスカッとしたので、ここらで放屁の一発、ジョリモールを。
フランスのソウルフラワー・ユニオン。このひとことで、こと足りる。
ジョリモームは、1980年の結成以来、レヒトやジャック・プレヴェールの作品、パリ・コミューンを題材にした戯曲など一貫して貧困、大衆、連帯をテーマにした芝居を演じている。
その彼らのもうひとつの舞台が街頭。通常の路上公演のほか、デモ行進の盛り上げ役とても知られている。
労働者、移民、失業者、路上生活者…。仲間たちが抗議行動を起こすとき、その傍らでジョリモームは彼らのためにつくった歌を歌う。ジョリモームの赤い旗は、今やデモの名物にすらなっている。
歌い継がれるべき強い歌というのは確実にあって、それは、民とともにあり続ける唄であり、土から立ち上る歌であり、けっしてどんなに強い圧力をもってしても消し去ることのできない憤怒の詩でもある。
「名前を明かさず」の歌詞は圧巻だ。

戦艦ポチョムキンの水平たちのために
弾圧された評議会の平和主義者
クラオン(塹壕戦の)謀反兵
サッコとバンゼッティ
ローザ・ルクセンブルグとK.リープクネヒト
1936年のスト参加者
オビエドの炭鉱扶
スペイン内戦の義勇兵
アナーキストの兄弟たちの勇気を讃えて
レジスタンスの兵士
マヌシアンとその22人の仲間たち
レジスタンスの外国人たち闘士たち
シャロンヌ駅で踏み倒されたデモ参加者
1961年10月17日、セーヌに投げ込まれたアルジェリア人
ビクトル・ハラ
1968年の900万人のスト参加者
チェ・ゲバラとそのゲリラ仲間
リバプールの港湾労働者、ソウルの労働者
アメリカの経済政策に苦しむキューバ人民のために
チュニジア人民、モロッコ人民、クルド人
トルコの囚人
アルジェリア人民とカビールの仲間たちのために
アルゼンチン人民、旧ユーゴ人民、チェチェン人民
南北のコリア人民、ルワンダとスーダンの人民
シエラ・レオネ人民、サラウィの民
ブラジルの土地なし農民、ジンバブエの農民
チアパスのインディオ
ムミア・アブ・ジャマル
レオナール・ペルチエ
合衆国の牢獄で処刑されたすべての無実の囚人のために
ナタリー・メニゴとその仲間の政治犯
サン・パピエたち、路上生活者、失業者の闘いのために
ロム セザレ・バッティスティ
コート・ジボワールの人民のために
コンゴ、そしてハイチの人民
イラク人民
パレスチナ人民
そしてイスラエルの平和主義者
その数はまだあまりにも足りないけれども

圧巻の叫び、祝祭のパレードは、まだまだ続く。
Compagnie Jolie Mome
『Réformes abusives pour un avenir incertain』

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