先日ブログでお知らせした通り、曽根崎界隈のノラ猫の不妊/去勢手術を、お初天神境内で実施しました。
前日は雨のなか、深夜まで地域の方々がノラ猫の捕獲に奔走されました。
その結果、30頭弱のノラ猫を捕獲し、不妊/去勢手術をおこなうことができました。
公益財団法人どうぶつ基金(https://www.doubutukikin.or.jp/)のご協力を得ての実施となり、地域では初の試みです。したがって、勝手も手順もわからないなかでの参加となったのですが、すでにシステムができあがっており、私たち地域の人間は、教えていただいた通りの手順を作業を進めていくだけで、誰でもができることがわかりました。
捕獲したねこは、ゲージの上から布をかぶせて、落ち着かせておきます。
ゲージには、どの場所で捕獲したかがわかるようになっています。施術が終わったら、捕獲した場所に戻してリリースするためです。
それぞれの猫にタグをつけ、猫の取り違えなどがないようにします。
まず最初におこなうのは、麻酔、ワクチンなどの注射です。専門の獣医が注射されるので、私たちボランティアは、猫が動かないようにしたりするなど、獣医の先生の手元を担当します。
猫を出したゲージは、この間にキレイに洗います。
次は、バリカンで施術する場所の毛刈りです。
この時点ではすでに麻酔が効いているので、猫が暴れることはありません。
刈った毛を掃除機で吸い取りながらおこないます。
耳の一部をカットするのも、このときにおこないます。麻酔が効いているので、猫は痛みを感じないのだそうです。
その後、手術台にて、獣医の先生による手術がおこなわれます。
手術が終われば、点滴などを打って、再びゲージに戻して、猫を安静にしておきます。
ひと晩寝かして、翌日の朝に、捕獲した場所へ連れていき、そこでリリース。
これで、一連の作業は終わりです。
これにより、去勢/不妊治療を施された猫は「さくらねこ」として地域と共生する猫となります。
一代かぎりだし、大きな泣き声をあげることもマーキング行動を起こすこともなくなります。
この、去勢/不妊手術は、明日6月30日(木)もおこないます。
6月30日(木)9:00〜13:00
お初天神境内にて
ボランティアで来ていただける方、お手伝いしてもいいよという方は、直接、お初天神境内までお越しください。そして、スタッフ(ピンクのビブスやTシャツを着ています)にお声掛けいただけましたら、対応させていただきます。
未経験、まったくの素人の方でも、まったく問題なく作業できるし、お教えもしますので、ご安心ください。
今後は北野地域でも実施していく予定です。
コメントを残す