信時潔

「海行かば」は、万葉集にある大伴家持の長歌から取られ歌だ。
本来は、単に鎮魂の歌だったものが、戦時に戦意高揚のために利用されていった、不幸な歌だ。
ブルーススプリングスティーンの「Born In The USA」がレーガン政権に利用されたのと、とてもよく似た、歌の不幸な歴史やね。
ま、歌はいつの世だって、権力者や反権力者たちに利用されて、戦争に加担するのだけれどもね。
SFUの「海行かば山行かば踊るかばね」を聞いて「海行かば」に辿り着いた人は多いと思うのだけれども、僕もそのクチ。
というわけで、「海行かば」については少しは知っているつもりだったけれども、この記事は、初見の秘話が満載ではないですか!
作曲者の信時潔が中之島にある日本キリスト教会大阪北教会の牧師、吉岡弘毅の三男に生まれたクリスチャンだったということ。
「海行かば」は、日本における賛美歌ではなかったかという仮説。
賛美歌であるとすれば、鎮魂ではなく、神への忠誠が主題になるので、その忠誠の対象が、キリスト教の神から天皇に転用されていったのではないか、と。
いやいや、事実も仮説も、初めて知ることばかりで、とても衝撃的な記事でした。
今日イチバン、すごかった記事。

http://www.christiantoday.co.jp/articles/16629/20150815/umiyukaba-nobutoki-kiyoshi.htm

日本キリスト教会大阪北教会

大阪市北区中之島4-3-13
http://homepage1.nifty.com/kita-kyokai/

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