岩倉の実相院といえば、磨かれた床に真っ赤な紅葉が映る、床紅葉。
これ、あるとき、観光案内をしていた運転手さんがこれに美を見出して、お寺さんに進言したところから、有名になったものですな。
お寺の人たちはなにをしてたんだ、という話は横に置くとしてもね、そうやって他人に見つけてもらった価値をね、さも自分たちのものであるかのような顔をして、撮影禁止にするのはどうかと思うよ。
ましてや、その床紅葉におかげで、ここにはとんでもない数の観光客が押しかけるようになったのだから。
ところで、このお寺さんは、石庭がおもしろいです。
「実相院こころのお庭プロジェクト」によりつくられた庭だとのことですが、大胆で、モダンで、重森三玲に通じるものがありますね。
枯山水なので、仏教世界のなにがしかを表現しているはずですが、機会があれば、ぜひ、解説がほしいところです。
で、紅葉は相当キレイです。今年は、紅葉の色づきが例年になくいいですね。ここ数年の不作がウソみたい。
実相院
京都市左京区岩倉上蔵町121
http://www.jissoin.com/
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