天神橋筋商店街の3丁目、土居陶器さんのすぐ南側の角のところに、忘れたころに、彼女は現れて、歌うのですね。
路上人、ハニィ。
まあ、掃いて捨てるほどいてる、路上の弾き語りですよ。
僕は、この手の人たちに目を遣ることはまずないのだけれども、彼女だけは、ちょっと心に引っかかってるのですね。
なんちゅーか、自意識に支配されていないというか、甘ったるい情緒に流されていかないというか、なんといえばいいのかな…、ちゃんと、遠く人にまで届くように歌っているのが伝わって、そこが、いいなと。
独りよがりではない、ちゃんと、遠くの人の琴線に触れるように、彼女は歌を紡いでいるように思うのですね。
そこが、ちょっと気に入っていて、かれこれ、5年くらい、道で彼女と出会っては、聴いています。まれに、一緒にお茶したり。
今日、3ヶ月ぶりくらいに、邂逅。東京やら、あっちこっち行って歌っていたそうです。
伸びやかな歌声は、この冬を越えても、健在。
「ハニィ」で検索したら、YouTubeにいくつか引っかかるので、興味がある方は、どうぞ。
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