木津・加茂にある岩船寺。
山深いところにあるので、かつては僧侶たちの修行の場でもあったのだとか。
南都(奈良)のお寺さんは世俗化・官僚化が進み、その影響を断とうと都が京都に移ったわけだけれども、そんななか、このあたりのお寺さんは、南都のエリア内にありながらも、世俗化・官僚化とは無縁の、修行の場であり続けたのでした。
たびたび戦火に見舞われた京と違い、このあたりは戦乱とは無縁、かつ、湿度や温度などの条件がよく、古い仏像がいいコンディションで残されています。
こちらの阿弥陀如来さんも、宇治・平等院のそれよりも100年以上古いにもかかわらず、金箔がかなり残っており、素晴らしいコンデションを保ってはりました。
緑のなかに佇む三重塔もまた、鮮やか。
青丹、よしですな。
岩船寺
木津川市加茂町岩船上ノ門43
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