震災で傷ついた東北被災地をニットで繋いで支援するThink Of JAPAN While Knitting関西。
http://atricot.jp/tjwk/
2013年度(2013.4.1〜2014.3.31)の活動も無事にすべてを終了し、先日、決算も済ませ、あしなが育英会に作品売上の全額を寄付してまいりました。
その後、会計監査を受け、昨日、決算報告書をHPにて公開しました。
http://atricot.jp/tjwk/event_account.html
2013年度は、なんと、1,581,373円を寄付することができました。
これは、2012年度の寄付額を上回っています。
あしなが育英会でのお話によると、震災遺児のケアを行なう拠点となる「東北レインボーハウス」3ヶ所の建設と5年分の運営費として41億円の予算が組まれているのですが、すでにその金額以上のお金が集まっているとのことです。
少し下世話な話になるけれども、この41億円には、TJWK関西が3年間で寄付した5,207,534円が含まれています。計算すると、41億円の予算のうち、0.12%をTJWK関西が担ったことになります。もちろん、こういう計算も数字も意味がないけれども、それでも、こんなふうに可視化してみて、みんなで、ちょっとだけニヤニヤしたい気分です(笑)
2013年度も、たくさんの事業を行いました。
モチーフサーキット 2回
ワークショップ 9回
展示 4回(5ヶ月)
展示販売 4回
展示販売・常設 3ヶ所+オンライン
ブランケットミーティング 9回
参加してくれた方々、スタッフとして運営にかかわってくれた方々、さまざまな資源を提供してくれた企業や団体の方々、そして今も変わらずに、日常のなかに支援を溶け込ませて被災地のことを思い続けてながら手を動かしいる方々…、それぞれがそれぞれの場所で、立場で、旗を掲げていることに、僕は、無限大の愛を感じています。
昨年度はモチーフを締め切るという大きな決断をしました。
物理的な保管問題等が大きく立ちはだかってきた一方で、プロジェクト参加の敷居を高くしてしまいかねない決断でしたが、このプロジェクトを長く続けていくためにも、必要な決断だったと考えています。またいつか、モチーフの募集を再開したいと考えていますが、しばしお待ちください。
それでも、嬉しいことに、コアになってかかわってくれるメンバーは増え続け、さらには関西以外の場所にも飛び火し、長崎や松山、三重、東京で、拠点を引き受けてくれるような関わりをしてくれる人たちが、たくさん手を挙げてくれました。
また、ニット業界からの手厚いご協力も、望外のものでした。
年を経るごとに当初の姿とは変わっていくものなのだろうけれども、単純に先細りするのではなく、姿かたちを変えて、幹が太くなるような、繁る枝葉の色が濃くなるような、そのような思いがけない変化に触れることになり、このプロジェクトは育ってるんだなあ、と、実感することが多い年でもありました。
このたび、2013年度の報告と2014年度をどのように展開していくのか、諸々のことを話し合うミーティングを持ちました。
その後、造幣局の桜の通り抜けに流れ、天満のたからもんみたいな店で、宴会となったのでした。
10人ほどが集まって。
そこではTJWKのことだけでなく、ニットのことや、それぞれの趣味のことやら、ディープなディープな話が縦横に溢れて、美味しいものを食べながら素敵な時間を過ごしたのでした。
TJWKがなければ、知り合うことのなかった人たちばかりです。
この場所にいなかったたくさんの人たちも含めて、知り合うことのなかった人たちばかりです。
その人たちと、なんの利害関係もなく、無償の力を少し差し出すことだけで繋がっているという事実を目の当たりにしたとき、そのことで自分が救われているのだという事実を目の当たりにしたとき、こんなに豊かな場所や時間ってあるか?と、しみじみ思い、満月の空を見上げたのでした。
2014年度も、よろしくです☆
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